2019年 6月 水無月
梅雨の季節になりました。
長く続く雨には少し憂鬱な気分になってしまいがちですが
今月ご紹介する楽曲を聴いて気分転換してください。
6月(水無月)にご紹介する楽曲はこちらです。
モーリス・ラヴェル作曲『亡き王女のためのパヴァーヌ』です。
ラヴェルのピアノ作品の中で本も有名と思われる作品。
彼がまだ音楽院の学生だった頃に発表されました。
ピアノ曲として作られたこの『亡き王女のためのパヴァーヌ』ですが
後にラヴェル自身によってオーケストラ用に編曲されています。
どちらも人気がありますが今回聴いていただくのはクラシックギターで
演奏されている『亡き王女のためのパヴァーヌ』です。
個人的にはピアノだけ、ギターだけで演奏されているのが好きなのでこれを選びました。
それでは聴いて下さい。
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このギターに編曲された『亡き王女のためのパヴァーヌ』は
なぜか雨が似合うような気がするんですよね~
窓の外、しとしとと、降っている雨をただボケ~ッと眺めている
そんな風景が頭の中に浮かぶのです。
雨が降っている日にでも聴いてみて下さい。
晩年、ラヴェルが自動車事故により記憶障害が進行してしまった際、
この曲を聴いて「この曲はとてもすばらしい。誰が書いた曲だろう。」
と言ったという逸話もあります。
2019年 5月(皐月)
令和の時代が始まりました。
この5月に皆さんにこのような名曲をご用意いたしました。
澄んだ青い空を見ながら聴いて下さい。
The Beach Boys(ビーチボーイズ)の Disney Girls(1957)
(ディズニーガールズ1957)です。
今回はあまり説明はしません。
何はともあれ一度聴いてみて下さい。
あなたの疲れた心をきっと癒してくれます。
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いい曲ですね~。もうため息しか出ません。何も言うことはありません。
ビーチボーイズに感謝です。
2019年 4月(卯月)
皆さんにご紹介する楽曲はこちらです。
The Bee Gees ビージーズのMelody Fair メロディフェア
そうです、あの名作「小さな恋のメロディ」の主題歌です。
1971年のイギリス映画『小さな恋のメロディ』ワリス・フセイン監督
本国イギリスとアメリカでこそ映画はヒットしなかったがなぜか日本では大ヒット。
私自身も若かりし頃何度か見た記憶があります。
この映画にはビージーズの曲が5曲ほど使われていているのですが
ビージーズの曲を使いたいがために作られた映画だそうです。
これらの曲を下敷きに当時まだ無名だったアラン・パーカーがオリジナル脚本を
書き映画が製作されたそうです。
前置きはこのぐらいにしてどうぞ昔を懐かしんでください。
それではどうぞお聴きください。
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いい曲ですね~。
気持ちの良い爽やかさですよね~。
決めました来月も、5月の青空に似合う曲をご紹介します。
お楽しみに!
2019年3月(弥生)を迎えました。
気象庁が今年の冬は暖冬だと伝えています。雪も各地で少ないようです。
この分だとあっという間に桜が咲いてしまう、ということで
3月(弥生)に皆さんにお届けする楽曲はこちらです。
The Shadows 「Spring is nearly here」邦題「春がいっぱい」です。
2019年の春に聴いてもらいたい曲に選びました。
英語のニュアンスだと「春が近くに来ているよ」って感じですが、いいんです!
聴いていただければわかると思いますが、もう春が、あっちにも、こっちにも、
そっちにも、来ているのが分かります。
シャドウズは歌手のクリフ・リチャードと組んだクリフ・リチャード&ザ・シャドウズとして1950年代から活躍しているインストゥルメンタルバンドです。
60年代には、シャドウズのようにベンチャーズやスプートニクスなどのインストバンドが人気でエレキブームに乗ってギター小僧がたくさん生まれました。そんな時代背景があります。
この「春がいっぱい」は67年4月にシングル盤が発売されています。
日本では大ヒットして春の定番曲として欠かせない名曲のひとつになりました。
それではどうぞご視聴ください。
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穏やかで暖かい曲。春のそよ風のように爽やかなギターの音色
マーヴィンによるエコーとビブラートを効かせたクリーンなギター・サウンド。
この曲は多くのミュージシャンにカヴァーされていますので探して聞き比べる
のも面白いですよ。
いろんな春が楽しめます。
あっという間に2019年2月(如月)を迎えました。
今月、みなさんにご紹介する楽曲はこちらです。
ジャズのスタンダードナンバー、「lullaby of birdland」
邦題は「バードランドの子守歌」
アール・クルーのギターで聴いていただきます。
アール・クルー(Earl・ Klugh)は1953年米国デトロイト生まれのギタリスト
彼の楽曲は日本のTV、ラジオの番組やCMなどでよく使われていたので
知っている人も多いと思います。
クラッシック・ギターを指びきし、柔らかくて、深みがある、優しい音を紡ぎ
だしています。ハートウォーミングなサウンドで寒い冬を暖かく彩ってくれます。
それではどうぞお聴きください。
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「ララバイ・オブ・バードランド」邦題 バードランドの子守歌の作曲者は、
盲目のジャズピアニスト ジョージ・シアリング、もともとはインストゥル
メンタル曲で、のちに歌詞が付けられ、サラ・ボーンやエラ・フィッツジェ
ラルド、クリス・コナーなどに歌われジャズのスタンダードナンバーになりました。
豆知識として
バードランドとはニューヨーク・マンハッタンにあった往年のジャズクラブの名前で、
今でも営業しているそうです。
エンディングに出演者がよく「ララバイ・オブ・バードランド」を演奏したそうです。
ソーイングボックス製作中です 人気のソーイングボックスを製作しております。
現在、下塗りが終わった状態です。これからシェラックを塗って仕上げていきます。
急な仕事が入らなければ、間もなくホームページに掲載できますのでもうしばらく
お待ちください。 あっ・・・底板も作らなければ・・・・。
新年あけましておめでとうございます 平素はご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます 本年もより一層尽力して参りますのでお引き立てを賜りますよう お願い申し上げます
あけましておめでとうございます
2021年 1月(睦月)今月お届けする楽曲はこちらです。
アーティスト:上条恒彦
曲名:誰かが風の中で
その昔、テレビ時代劇に「木枯し紋次郎」というドラマがあり
その時代劇の主題歌がこの「誰かが風の中で」なのです。
作曲は、六文銭というフォークグループで活動していた小室等。
そしてヴォーカルが当時ユニットを組んでいた上条恒彦。
カッコイイ歌なのですよこれが、昔から大好きな歌で今聞いてもカッコイイ。
編曲も歌詞も申し分ありません。
そして迫力ある上条恒彦さんのヴォーカル。
気分が上がります。
それではどうぞ~。
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2019年を迎えました。
1月(睦月)今年最初に皆さんにご紹介する楽曲はこちらです。
クリス・レアの「Gone Fishing」です。
彼の12作目にあたる「Auberge」オーバージュ(フランス語で宿という意味)
というアルバムの2曲目に入っています。
クリスレアはイングランド北東部ミドルズブラ出身シンガーソングライター、ギタリスト。
日本では、「on the beach」 や 「Driving home for christmas」 などの楽曲が人気でクリスマスソングで一番好きな曲に、この曲を挙げる人も多いようです。
深みのある陰影に富んだハスキーボイスと心地よいスライドギターがクリスレアワールドへ誘ってくれます。
それではどうぞお聴きください。
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クリス・レアが奏でるギターが歌声が私をゆったりとした気分にしてくれるんです。
そして何かに諭されているように感じるんです。
この曲を聴くといつもそう思うのです。
2018年も最後の月になりました。
12月(師走)です。英語だと December になります。
今月皆さんにお届けする楽曲はこちらです。
曲名「No Frontiers」歌い手はアイルランドの国民的女性歌手「Mary Black」メアリー・ブラックです。
メアリー・ブラックは2014年に現役を引退してしまいましたが90年代には
アイルランドでは最も人気のあるアーティストでした。
U2、やエンヤより人気があったそうです。
ギター、アコーディオン、ウッドベース、パーカッションといった
アコースティックなサウンドと彼女の澄み切った声がこの楽曲を神聖なものにしています。
それではどうぞお聴きください。
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師走の忙しさの合間にどうぞ何度も聴いて心を落ち着かせてください。
早いもので2018年もあと少しで終わりますがまた来年も月に一度
勝手気ままに私の好きな音楽を紹介していこうと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
キャビネットの扉の修理
扉を落としてしまってガラスが割れ壊れてしまったそうです。
ガラスの取り替え、折れた押し縁の修理、枠のささくれてしまった箇所の修理です。
折れた押し縁はこの程度なら使えるので、接着して使います。
折れてしまったからといって捨ててしまわないでくださいどんなに小さな部品でも使えるものがあるので取っておいてください。
ささくれた個所は100円ショップで売っている200円だか300円だかのクランプで押さえます。以外に使えるんですこの安いクランプはなかなか壊れないし便利です。
あとは、ガラス屋さんに頼んでおいたガラスを入れて押し縁で押さえて固定し、クリーニングをして、はい。出来上がりました。
終了です。
このようなガラスの割れの修理も承ります。
他にもこんなもの修理出来るのだろうか?
ご質問がある方はお気軽にお問合せ してみて下さい。
11月(霜月)です。英語だと November です。
晩秋の候。お変わりなくお過ごしでしょうか。朝夕の冷え込みが冬を少しづつ 感じさせる時節になりましたが。お風邪などお召しにならないようにご用心く ださい。
さて今月お届けする楽曲はこちらです。
曲名「Take me to the alley」歌い手は「Gregory Porter」
邦題は「希望へのアレイ」です。
ここで紹介している楽曲は古い曲ばかりだったので、最近の音楽も時には聴くんだよ~ん、ということでこちらの楽曲を選びました。グレゴリーポーターはアルバム「Liquid Spirit」「Take Me To The Alley」で2度もグラミー賞最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞を受賞しています。世界が認めた現代最高峰の男性ソウル・ジャズシンガーです。そんなグラミー賞受賞アルバム「Take me to the alley」からタイトル曲「Take me to the alley」をご紹介します。それではどうぞお聴きください。
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いいですねぇ~。なんか落ち着きますよね~。この声、心の奥にまで届く温もりと深みのあるヴァリトンヴォイス。日常の忙しさを忘れさせてくれます。演奏(サウンド)もいいですよねぇ~。大人って感じです。さすがにお洒落です。なんだか渋~いイタリアンとかフレンチローストのコーヒーが飲みたくなりました。
マンデリンフレンチがあるのでそれでも淹れて飲みながらもう何回か聴いてみたいと思います。
アンティークのテーブル天板の修理。
このテーブル天板はどのくらい古いものなのでしょうか。
フランスのものらしいですが、かなり古そうです。大きさも2メートル近くありとても重いです。運ぶのに一苦労します。
天板の一部分が抜けてしまっています。今回はこの抜けてしまった箇所の修理です。どうしてここだけ抜けてしまったのか表はまだ見れる状態ですが裏がとてもひどい状態でして腐って木部がダメになったのかなぁ~。
虫食いやら何やらで経年変化による劣化がひどく抜け落てしまったのでしょう。
抜け落ちてしまった箇所に受けを作って板をはめます。
古い家具には古い材料、なけなしのアンティークの家具に使われていた古材をこの時とばかり使います。
裏も同じように古材を使って蓋をする感じで接着します。
あとは塗装です。
シェラックで塗っていきます。色とか、濃さとか、どの程度エイジングするとか、これが結構、悩むんです。
裏も回りと同化させて塗りました。どうですか?どこ直したかわかりません。自画自賛。
表もなるべくわからないように全体的に落ち着かせます。
古材を使っているので意外と回りとなじんでくれます。
はい、これで終了です。
出来上がりです。
10月(神無月)に入りました。今月皆さんのお耳にお届けする楽曲はこちらになります。
Gladys Knight & The pips グラディスナイト&ピップス が歌う
「Seconds」 セカンズ という楽曲です。
グラディス・ナイト(Gladys Knight)は1944年にジョージア州アトランタ出身の黒人女性歌手、7才の時、テレビの『テッド・マックス・アマチュア・アワー』の大賞を勝ち取 り$2,000の賞金を受けたというエピソードがあるほど歌が上手いのです。
52年、8才の時に兄弟/いとこ達とピップスを結成し後にグラディス・ナイト&ザ・ピップスと改名しました。1996年にはロックの殿堂入りも果たしました。
なのでヒット曲はた~くさんあります。その中で何といっても一番有名なのが、1973年に全米1位に輝いた「Midnight Train To Georgia」「夜汽車よ!ジョージアへ」ではないでしょうか、私の大好きな曲でもあります。何といってもコーラスワークが素晴らしい~。名曲です。
ではなんでこちらを紹介しないであちらなのかと言いますと、この「夜汽車よ!ジョージアへ」はあまりにも有名すぎるのでラジオなどで、お耳にすることがあるのではないかと思い、外しました。しかしこちらの「セカンズ」はまず聴いたことがありません。こんなにいい曲なのに。
だからこそ陽の当たらない名曲を紹介したいということでこの「Seconds」「セカンズ」を選びました。1974年のアルバム「アイ・フィール・ア・ソング」に入っています。バートバカラックの手による逸品です。いかにもバートバカラックらしいリズム、旋律ちょっと聴いただけでバカラックだと分かります。
それではこの隠れた名曲をお聴きください。
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いかがでしたでしょうか。しっとりと歌われています。秋にあいますね~。うん、うん。
それにしてもいい曲ですね~。私個人的にバカラックの作品の中で特に好きな曲のひとつです。こんな名曲が埋もれてしまうのは本当にもったいない。
バートバカラックについては知らない人はいないと思うので詳しく話しませんが、もし知らないという人がいたら調べて聴いてみてください。
いい歌い~っぱい作っています。知っている曲も絶対あります。
それでは今月はこの辺で隠れた名曲を探す旅に出てまいります。
行ってきま~~す。
私このレコード持ってました。
こちら裏面です。ハイ。
通天橋、それは古~い、木製の親柱であった。
通天橋。京都市東山区の東福寺境内に同じ名前の橋がありますが今回はこの橋のことではありません。
昔々、どれくらい昔なのか定かではありませんが麻布に池があったそうで、その池に「通天橋」という名前の橋が架かっていたそうです。今は池も橋も存在していませんが、その橋「通天橋」の親柱だけが残っていたそうです。
親柱というのは、橋の両端に立っていて橋の名前とか川の名前が書いてある回りの柱より少し大きく、頭に擬宝珠などがある柱のことです。
その親柱を修復して家の庭に飾り楽しみたいという依頼でした。
最初に親柱を拝見したときとてもひどい状態でした。雨にあたるところに保管してあったたいで濡れていて、腐っていて、木がスカスカの状態でした。
これだけひどいといつもはお断りするのですが、いつも日頃からごひいきにしていただいているお客様なので引き受けることにしました。
でも、まぁ~、どう直していいものやら、時間はいつも”何か月かかっても良いからゆっくりやってください”と言われるのですが、今回だけは甘えさせてもらいゆっくり直すことにしました。
何はともあれまず濡れている親柱を乾燥させているその間に修理の方法を考えることにしました。
今はパソコンという椅子に座りながら何でも調べられるインターネットという仕組みがあるのでいろいろ調べるのにはと~っても便利な世の中になりました。腐った木の補修の仕方やらどんな塗料を使っているのやら、こ~んな直し方があるんだよ~とか、何がいいとか悪いとか、いやぁ~勉強になります。
結局、色々考えたすえに庭に置いて楽しみたいとのことでしたので雨、風、紫外線などに耐えてくれないといけないのでお客様の了解を得て木製のボートやカヌーなどの修理に用いられる塗料一式を使うことにしました。
なるべくオリジナルを生かしたかったので、腐ってどうしようもないところだけは取り除き、新しい木で埋め木したりパテを使用したりして柱を補修し、外面を塗り、土台に柱を差し込めるように細工をして、庭のどこにでも置けるように土台を作り完成させました。
初めて使うものばかりだったので普段は絶対読まない取説をこまめに読み理解し、乾燥させるときはそれ以上に時間をかけ混ぜるときはキッチリはかりで計り、かなり気を使いながら修理にあたりました。
と~っても大変でした。と~~っても時間がかかってしまいました。出来上がって良かったぁ~。ほぉ~~っとしました。
余談になりますがいろいろ調べているときに京都市東山区の東福寺境内に通天橋という名の橋があるそうです。この橋になぞらえて名前を付けたのかもしれません。
通天橋は京都市東山区の東福寺境内に洗玉澗(せんぎょくかん)という渓流に架かる。「東福寺三名橋」のひとつで本堂と開山堂とをつなぐ歩廊の一部。残りは、偃月橋(えんげつきょう)と臥雲橋(がうんきょう)があります。
特に紅葉で有名な通天橋ですが、春の新緑の時期に青々と生い茂るもみじも「青もみじ」と呼ばれ親しまれています。この青もみじは京都市内の寺社でよく見ることができますが、東福寺通天橋の青もみじは特に有名です。朝早い時間では希に渓谷に立ちこめる雲海を見れることもあるそうです。
京都においでの際は東福寺を訪れてみてはいかがでしょうか。